ゐるの日記

日々の印象に残った事を書いています。

収納ケースを12箱も空にした話

 

私の部屋でものすごく威張っている家具がいます。収納ケースです。一つで高さ30㎝×横幅40㎝×奥行45㎝の超大型巨人です。これを3段×4列の計12個壁際にセットしています。これがあるだけで、壁が見えませんし、部屋も一回り小さく感じます。でも、中身は大容量です。世界のすべてが入ってしまいそうな感覚に陥る、まるでブラックホールのようです。なんでも入っていしまうことに気を良くした私は、今までなんでもかんでも収納ケースに詰め込む生活をしてきました。

 

転機が訪れたのは2019年7月。この時に収納ケースの運命は変わってしまいます。なんとなくツイッターを眺めていると、そこにはミニマリストの部屋がずらっと並んでいました。画像と自分の部屋を見比べた私は、こんな物だらけの部屋に住んでいることが恥ずかしくなってきました。そこで、この日を境にミニマリストになるべく、捨て活を始めることになりました。

 

まず、部屋にいる限りどうしても目に入る収納ケースから片付けることにしました。中から出てくるのは有象無象たち。服が圧倒的な枚数を誇っていたので、セカンドストリートに持っていったら、すぐに収納ケースが7箱空になりました。また、本も大量に詰め込まれていたので、ブックオフに持っていくと2箱空になしました。でもここからがとても難しく、なかなか減りません。不思議なことに難しければ難しいほど、絶対に収納ケースを部屋からなくすぞという強い気持ちが生まれてきます。そこから、限界まで捨ててみたり、下着をピンチハンガーで吊るしてみたり、音楽フェスグッズをギター関係としてまとめてみたり、しながら2箱空にすることができました。

 

あと1箱、これがラスボス過ぎました。中身を無くすまでに軽く1カ月半はかかりました。何が中に入っていたかというと、食料です。収納ケースには大量の保存食を入れていました。それをすべて消費するまでに、買う時間の100倍はかかったと思います。今回学んだのは、保存食は消費にめちゃくちゃ時間がかかるということです。明らかに一人暮らしの適量ではなかったので、反省しています。すべて食べきったことにより、最後の1箱も空にすることができました。

 

気付けば、収納ケースの中から約400個の物を捨てていました。400個も不必要な物を部屋に置いていたんだと思うだけでビックリします。収納ケースは便利ですが、置き過ぎ、詰め込み過ぎには注意ですね。

 

12個の収納ケースの今後なんですが、友達に話したところ欲しいとのことだったので、第二の人生が決定しました。収納ケースがそのままゴミにならなくてよかったという気持ちと、友達が私と同じように物を持ちすぎてしまう生活をしていまうかもしれないという心配があります。ですが、友達の方がだいぶしっかりしてるので、しっかりと自制した生活を送ってくれると信じています。多くの物に囲まれることが幸せだと思ってしまいますが、自分に必要な物に必要な分だけ囲まれて生きて行くのが本当の幸せなんじゃないでしょうか。